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都留市にある建物を見学してきました

Category:リベロホームの日常 Writer:倉澤 加奈子

こんにちは

少し前になりますが、山梨県都留市に竣工した「つるフィールド・ミュージアム」を拝見する機会をいただきました

自然との調和や地域性を重視し、木材や自然素材を積極的に用いることで知られる内藤廣建築設計事務所が設計を手がけた建物です

地域住民が集まり交流する「まちの縁側」といった設計テーマのもと、地域の新しい活動の拠点となるばかりでなく、地域や暮らしに根ざした新しい知の在り方を問う場所を目指して、2024年度に着工されたそうです

 

建物周辺にはビオトープが設けられており、自然との調和を意識した設計がうかがえました

 

建物の周囲を取り囲むように、深い庇(ひさし)が設けられており、外部環境との仲介役として大きな役割を果たしてくれそうな空間となっていました

この深い軒先はまっすぐではなく、軒の長さが少しずつ変化しています

図面から一つひとつ寸法を拾い出して材料を製作するため、軒の長さを変えていく作業は非常に手間がかかるものだったそうです

その貴重なご苦労話を鉄骨業者の方からうかがい、なんとも感慨深い気持ちになりました

 

軒の端には、しとしとと雨を受ける溜め桝が置かれていました

雨の日に軒下から落ちる雫が静かに溜め桝を打つ情景が目に浮かびます

 

廊下部分には木材が多用されており、落ち着きのある快適な空間が演出されていました

廊下を進んでいくと、この建物の図面が掲示されていました

建物がどのように設計されているのかが分かる、非常に貴重な資料です

これは、設計事務所のご厚意により、手がけた建物ごとに毎回掲示されているものだと伺いました

建築に関心を持ってもらえるよう配慮された掲示に、心を打たれました

2階の教室を見学した際には、建築に携わっている方ならではの質問が設計士さんに向けられていました

ディテールや法規に関することなど、建築にまつわる様々な話を聞くことができ、とても貴重な時間となりました

つるフィールド・ミュージアム」は、都留文科大学と市民が共に育んでいく次世代型の施設であり、大学の学びの拠点を地域に開放されるそうです

ワークショップや交流イベントを通して、新しい出会いや学びの場になるのが今から楽しみです

倉澤